【設備設計】創業2年目のリアルな決算報告

サンセツの日常

2025年9月19日 08:37

 (株)山門設備設計は自動車会社のエンジニアだった私(一柳)と、親が設備設計者の横井が2年前に共同で設立した建築の設備設計を行う会社。2023年9月に創業したので、今年で2回目の決算となる。今年は受注も多く、必死にやって来て、計算すらしていなかった今年の売上げや経費などを税理士の方にまとめてもらった。

【売上】2500万円

 内訳
  ①共同住宅:12件(約半分)
  ②保育園、福祉施設:6件
  ③ホテル:2件 
  ④学校 :1件
  ⑤戸建、改修、その他:5件
  ⑥省エネ適判:2件
 
 共同住宅が半分くらい、保育園、福祉施設が3割程度、その他で2割くらいという感じ。依頼先としては、愛知県内の地元の建築事務所からが半分強くらいで、後は関東の方からの依頼だった。特に集客はしていないが、HPからの問い合わせで依頼をいただくことが増えてきた印象。
 あとは、改修案件や省エネ適判も数件担当させていただき、これから色んな方面の仕事を伸ばしていけたらなと思う。

【経費】350万円(外注費、委託費除く)

  ①家賃:150万円
  ②旅費:50万円
  ③通信費、その他:150万円

 図面を描くという仕事柄、家賃やPC、AD以外にあまり経費が掛からないのが設備設計のいい所だなと思う。ただ、CADオペや社員の方はすぐには育たないが、人が唯一にして最大の会社の資産だと思う。人件費=削減対象ではなく、人件費=会社の将来の投資だという意識で支払っていきたいなと思った。

【従業員、パートタイム、委託先】

 ①従業員:1名
 ②パート、6名(リモートが多い)
    ③委託先:1名

 図面を描くのはPCがあればどこでもできるので、やってみたいと言ってくれる方が多くて、少しづつ人数が増えた一年だった。最初は覚えるのが大変だが、時間、場所の制約が無く働けるのが設備設計の一番のメリット。これからも少しづつだが着実に増やしていきたいなと感じている。 

【感想】

 創業2年目、忙しい毎日で経営者として会社の経営を考えるというより、担当した案件の事を考える時間が殆どを占めている。設備設計は人手不足の業界なので、集客をあまり考えなくても受注が出来るというのは逆に恵まれているのかなとも感じる。
 少しでも多くの案件を品質よくこなせるような組織、仕組みづくりをして、需要にこたえられるようにしていくのが来年の目標にしたいなと感じている。あとは、省エネ適判や改修案件、大型物件など、やれる事を増やしていくことで社会の需要にこたえつつ、会社も成長していけたらいいな。。

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