【設備設計】次亜塩素酸の空間除菌脱臭機能ってどうなの?

設備設計をしていると色々なメーカーの方からおすすめの商品を紹介してもらえる。昨年紹介してもらったのはPanasonicが売りにしている次亜塩素酸の除菌消臭機能が付いた業務用空調機。一般家庭用にはジアイーノという空気清浄機で知られている機能だ。
持参いただいたデモ機で、その能力を体感させてもらった。やり方はアンモニアを浸した布を次亜塩素酸が発生する小さな容器の中に2~3分置いておくと布の匂いがほぼなくなるというもの。
ただ疑い深い自分は大きな部屋ではあんまり効果が無いんじゃないの?と思ってしまった。少し家でも使ってみたいなーと思ってパナソニックのHPを見てみると、家電のサブスクサービスがあってその中にジアイーノもあり、2420円/月で借用できるというお手頃な価格設定だったので早速申し込んでみた※3年以内の解約は5000円が必要
家で使ってみると、すごくいい製品だった。プールや病院で感じる消毒匂の1/10程度のかすかな匂いがして、それが清潔感というか清々しい感じで清潔な空気になっている様に感じる。
次亜塩素酸という名前が少し危険物の様なイメージがあるためか色々批判的な記事もあるが、安全性も検証はされているようなので使ってみようと思う。期待しているのは花粉症のシーズン。今まで色々な空気清浄機を試してみたのだが、正直あまり効果を実感したことはない。花粉を無効化する効果※1もあるそうなので期待したい。
設備設計でもコロナ騒動はひと段落したが、病院、福祉施設など、感染症やウィルスが懸念される施設の依頼が来たら紹介してみようと思う。
※1
TetsuyaTerada、YokoAkimoto、SawakoHyo、DaisukeSuzuki、KazuhikoTanaka、HiroshiTakenaka
Allergic Potency of Japanese Cedar Pollen Cry j 1 Is Reduced by a Low Concentration of Hypochlorous Acid Generated by Electolysis
Allergology International Volume 58, Issue 2, 2009, Pages 255-260