【設備設計】夏との冬ではどちらのエアコン消費電力が大きいのか?
電力スマートメータデータを活用して節電対策を検討する分析事例|ともき⛰️MENTERU
こちらの記事で電気のスマートメータを使ったビックデータにアクセスできることを教わったので、季節ごとにエアコンの消費電力がどのように違うかを分析してみた。
1.なぜ季節ごとの空調消費電力が知りたいか?
エアコンの消費電力は暖房の方が大きくなっていて、いつもは暖房の消費電力量で幹線の容量を設計している。でも我が家でもそうだが、ガスの床暖が使っていたりして、機器のスペック通りの消費量になっているかを知りたかったのだ。
冷房: 500~1000W(通常)
暖房: 800~2000W(寒冷地ではさらに増加)
2.データ入手方法
https://www.ems-opendata.jp/に法人情報を入力することですぐにログインできる。分類を選ぶのだが、今回は母数の多かった宿泊業のデータを取得した。
3.分析方法
pythonでやってみたい気もするが、時間も労力もかかるのでChatGPTに頼ってみた。ダウンロードしたデータを上限の10個づつ読み込ませて、「季節ごとの消費量を分析してください」と依頼すると下記のグラフを出力してくれた。
予想通りではあったが、空調の消費量は夏の方が大きかった。冬も多いが夏の方が2割程度は大きい。
4.まとめ
ビックデータ×chatGPTを使って消費電力の季節ごとの傾向を分析することが出来た。消費電力として暖房よりも冷房の消費電力を見て設計した方が実態にはあっていると考えられる。